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【リナ・サワヤマ】 イギリス紙TIMESに「ネクスト・レディー・ガガ」と評された日本人

イギリスで大注目の日本人

「ネクスト・レディ・ガガ」とイギリス誌で評価された日本人がいます。リナ・サワヤマです。

2019年にTV「情熱大陸」でも彼女のことが特集されたことがあります。幼少期からイギリス在住の彼女ですが、宇多田ヒカルや山口百恵にも憧れているようです。インテリアデザイナーである母親の影響もあるかもしれません。

「世の中の人々がつまらない差別から解放され、皆が平等に扱われる世の中を目指す」
彼女の強い意志から生まれる、質の高い楽曲は、イギリスでも高い評価を受けて強い共感を得ています。

先日、英国レコード産業協会(BPI)によって催される【ブリット・アワード2021】で<ライジング・スター賞>にノミネートされました。元々「イギリス国籍ではない」ために候補から外されていましたが、彼女がBPIに対して異を唱えたことで「英国籍を持たずとも5年以上英国に暮らしていれば、アワードの対象になる」という基準に変更されました。

ブリット・アワードのHPやTwitterでも大きく注目されています。ライジング・スター賞の発表は、本日3/19(金)の予定です。

高評価の『SAWAYAMA』

2020年4月に、初のスタジオアルバム『SAWAYAMA』をリリースしました。エルトン・ジョンに「今までのところ1年で最も有力な1枚」と一押しされるなど、アーティストや音楽評論家から高い評価を受けました。

彼女は話題のレーベル・DirtyHit所属です。レーベルメイトとなったThe 1975のマシュー・ヒーリーが、「STFU!」のMVが公開される数週間前に曲を絶賛するコメントをリナに送ったというエピソードもあります。

アルバムは、NMEから星5の評価、オールミュージック、インデペンデント、ローリングストーンから星4の評価、レビュー収集サイトのMetacriticからは89/100の評価をつけられました。世界各国の音楽誌でも、2020年間優秀アルバムの上位にランクインしています。

彼女はイギリスで熱い視線を送られているHOTな存在です。是非注目してください。アルバムも聞いていたほうがいいですよ。

リナのバックグラウンド

彼女は、バイ・セクシャルだと公言していますし、楽曲やMVでも強いメッセージを発信しています。それが、彼女の魅力でもあります。

ちなみに上で「STFU!」という楽曲を上げていましたが、これは「Shut The Fuck Up」の頭文字です。彼女はマイノリティに対しての差別に怒りを覚えているわけです。

彼女は、4歳の時に父親の転勤でロンドンに移住した後、その後も母親と一緒に住み着いて、現地の学校に通っていました。ケンブリッジ大学在学中は、ロンドンのエリートや上層階級の生徒たちが多かったようで、マイノリティに対して差別的な行為があったようです。小さい頃も、アジア人に対する差別を受けたこともあったでしょう。

当時はフラストレーションが溜まってました。今となれば「面白かったな」と思えるんですけどね。いろんなことに気づかせてくれたし、今の私の価値観はそこで形成されたと思うから。

彼女の凛とした姿勢には、共感や憧れを覚える人も多いでしょう。少し奇抜なファッションやメッセージ性の高い楽曲を見れば、ネクスト・レディガガと呼びたくなるのも分かります。

↑の楽曲は「Cherry」という楽曲。この曲でバイセクシャルであることをカミングアウトしています。本人は「ただ自分のストーリーを書いただけ」と語っていますがね。アルバムのタイトルを『SAWAYAMA』という名字にしたり、アルバムジャケットのメイクアップはAna Takahashi、ヘアーはYusuke Moriokaという日本人に担当してもらったりするところも、彼女のこだわりが見えてきますね。

ブリット・アワード受賞なるか?

■ 他の候補者達

Griff ☆WINNAR ライジング・スター受賞決定

次世代ブリティッシュ・ポップの顔と呼び声高いグリフ。中国人の母親とジャマイカ人の父親を持つ天才シンガーです。

Pa Salieu

注目のイギリス人ラッパーです。デビューシングル「Frontline」はBBC1Xtraで2020年の最もプレイされました。

おそらくグリフが本命と見られますが、どうなるか分かりません。世界の音楽誌で2020年の優秀アルバムの上位にランクインした実績を持つリナ・サワヤマは、音楽的評価の高さでは抜け出しています。

3/19追記:

残念ながらリナ・サワヤマはライジングスター受賞ならずでした。やっぱり本命のグリフが受賞しました。まぁ、リナの楽曲の良さは確かなので今後も応援していきたいですね。
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