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THE FIRST TAKEで人気の邦楽アーティスト特集 2021年

今回はTHE FIRST TAKEで話題になったアーティスト特集をしたいと思います。このチャンネル、注目の邦楽アーティストが多数出演していて、とても面白いですよね。

THE FIRST TAKEとは?

2019年11月から運営されているYoutubeチャンネルです。2020年に一気に注目を集め、昨年の邦楽業界の一つのトレンドになったといっても良いでしょう。このチャンネルの魅力は、アーティストが一発撮りでマイクに向き合う姿を見られることです。独特の緊張感もありますし、アーティストの歌唱前のコメントなんかも意外な側面が見られて面白いですよね。なんと言っても、アーティスト達の技術の高さに驚かされます。聞いてて、プロって凄いなと唸らされることが多いです。

「ONE TAKE ONLY, ONE LIFE ONRY. 一発撮りで、音楽と向き合う。」
コンセプトは、上の通りです。「レコーディングではなく、ライブだと思ってください」とアーティストには伝えているようです。また普段カットするような部分もドキュメンタリーとして捉え、あえて残しているみたいですね。このコンセプトのおかげで、視聴者は生の体感に近い緊張感を画面越しに味合うことが出来ます。歌詞を間違ったり感情が高ぶったりしても、そのまま撮りきることで、アーティストの素の部分が出たりするのが魅力的ですね。
「白いスタジオに置かれた一本のマイク。ここでのルールはただ一つ。一発撮りのパフォーマンスをすること。」
必要機材のみ置かれた白い空間。そして画質の良い4K画像。この余計なものが排除された演出も、アーティストと視聴者がリンクしやすいのかもしれません。何もない白い空間に戸惑う表情を見せるアーティストもいますよね。楽曲もこのFIRST TAKE用にアレンジもされているおり、シンプルでアコースティックな形になっている場合が多い印象ですね。シンプルな分、プロの技術の高さが分かりやすく感じられます。視聴者は、プロの歌唱力・演奏力のレベルの高さに驚かされます。私も見ていて、音程やリズムの安定感や世界観の表現力の凄さにびっくりすることも多いです。

注目のアーティスト達

2021年3月現在、TOPレベルの再生数になると1億回を超えるアーティストもいます。そんな中でも個人的に注目していたり、今旬だなと感じるアーティストを5組選出しました。

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去年、「猫」で大ブレイクを果たしました。この曲はめちゃくちゃ再生されましたね。オリジナルバージョンと『THE FIRST TAKE』バージョン合わせて、ストリーミング再生回数が2億回超えています。

↑Watch Video

元々は、10作目のシングル「僕たちがやりました」のカップリング曲だったんですが、FIRST TAKEで披露して一気にブレイクしましたね。Vo.の北村匠海が主演した映画『君の膵臓をたべたい』を見て、あいみょんがインスピレーション得て書いた楽曲といわれています。

歌詞の中では明言されてないですが、恐らく「亡くなった人への想い」を綴ったと思われる歌詞が見事ですよね。どうしょうもなく襲ってくる悲しみ。それに強がって抗おうとしながらも、次第に悲しみに飲み込まれていきます。それが次第に暗くなる夕暮れの帰り道の情景と重なる点もいいです。

猫という存在に「失われた君」を投影することで、この主人公は現実を受け入れようとしているのかもしれません。

さて、彼らですが先日アルバム『X』もリリースしています。「猫(THE FIRST TAKE ver.)」をはじめ、JQ(Nulbarich)、長屋晴子(緑黄色野菜)、Glim Spankyなどとコラボした作品も含まれています。大ブレイク後の彼らの真価が問われる一枚ですね。彼らの活躍に期待していきたいです。


ReoNa

この娘は、FIRST TAKEで知りました。『ANIMA』の再生ボタンを押して、出だしの「魂の色は何色ですか?」の「か」のウィスパーっぷりに一気に心を奪われました。この声でビジュアルもいいですし、そりゃ人気出ますよね。アニメ「ソードアートオンライン」の神崎エルザの歌の担当ってことで注目され始めたみたいですね。

↑Watch Video

なんか彼女の持つ独特な雰囲気がいいのかな?純粋でありながらも影のある感じで、一生懸命感情を込めて歌う姿がいいですね。そして、歌詞の世界に入り込ませるような表現力の高さに、心が奪われます。彼女はアニソン枠がメインの活動みたいですね。3/14のアニサマナイト2というイベントにも出演予定のようです。鬼滅の刃のLisaもそうだし、アニソンもいい曲多いですし、最近チャートを賑わしていますよね。侮れない音楽性の高さと魅力がありますし、最近Eveの楽曲も注目されてますよね。ひと昔前より情報が拡散されやすいので、一般の人までいい楽曲が広がりやすくなっているのかもしれません。

そして、彼女の公式CHにはデビュー前の彼女が洋楽をカバーしている動画も見ることが出来ます。これもいいですよね。エド・シーラン、ヴァネッサ・カールトン、ダニエル・パウダーなんかは分かるんですが、ボブ・ディランとかベン・E・キングまでカバーしているのを見ると、本当に音楽が好きなんだなあと思いますね。しかも、クオリティ高いです。やっぱこういう動画見ると、ボーカルって天性の才能もあるんだなと思いますよね。

↑Watch Video

彼女は、去年に1stアルバム『unknown』を出しています。「ANIMA」も収録されたこのアルバムは、ReoNaという一人の自分と向き合った内容となっています。彼女の天性の音楽センスは是非このまま磨いていって欲しいですね。


SIRUP

元々普通に好きだったんですが、最近遂にFIRST TAKE出たので入れてみました。こういうシンプルな構成の方が、彼のボーカルの魅力が分かりやすいですよね。このリズム感と色気出せる人はなかなかいませんよ。やっぱり彼のルーツがブラックミュージックにあるのが再認識させられるパフォーマンスです。

↑Watch MV

彼のことは「Do Well」が流れていたHONDAのCMで知った人も多いと思います。(HONDAのCMの楽曲の選曲センスいいですよね。(米津玄師、Suchmosなどなど))この楽曲でもわかる通り、歌とラップの中間のような歌い方をしているのも彼の魅力の一つです。元々SIRUP=Sing&Rapという意味らしいです。このリズム感のノリを保ったまま、メロディアスにも歌うってなかなか出来ないですよ。これまでもHIPHOPやDJからSSWまで、様々なアーティストともコラボレーションしたりしているのも、彼の才能の広さを示しているでしょう。サマソニやARABAKI、GREENROOMなどのフェスにも出演しています。トム・ミッシュの来日公演時にも、サポートで出演していたみたいですね。

3/17にリリースされる『cure』ですが、このアルバムでも彼の才能が発揮されそうですね。イギリス出身のプロデューサーROMderful、韓国のR&BアーティストSUMIN、日本のプロデューサーYaffleと多国籍なコラボレートがされています。サウンド的にもJPOPという枠で見るより、R&Bを基盤にしたダンストラックやメロディアスな楽曲が並んでいるといった印象です。


竹内アンナ

この人もFAST TAKEで知りましたね。楽曲は爽やかで、グルーヴ感もあるのが良いです。ギターも上手いですよね。弾きながらラップまでこなしてますから。ジョン・メイヤーに憧れてギターを始めたみたいですね。最初はジャズやブルースのカバーから練習し始めたということです。若いのに音楽的な懐が深い感じがするのは、そういう所でしょうね。

↑Watch MV

そして、英語の発音いい…と思ったら、LA生まれのようです。子供の頃から、アース・ウインド&ファイアーとか聴いてたみたいです。洋楽のようなグルーヴ感のあるサウンドを作れているのは、音楽的な教養があってのことなんですね。

SXSW 2018にも出演経験があるようで、アメリカでも活動していたみたいです。日本でもデビューしてから、テレビ・音楽フェスなどで様々なアーティストとも共演し、堂島孝平からもオファーを受けて「やや群青」で共演しています。彼女の音楽性の高さは、プロのアーティスト達からも評価は高いようですね。

昨年リリースした、1stアルバム『MATOUSTIC』はまとう+MUSICをコンセプトにした楽曲が詰まっています。ジョン・メイヤーに影響されたギターはかっこいいですし、普段から韓国やブラジル、フランスなど世界中の音楽に触れているようで、その雑食感が良い結果に繋がってるのかもしれませんね。ちなみに崎山蒼志が参加している楽曲も含まれています。


ALI

彼等は多国籍なルーツを持つバンドとして活動しています。確かに楽曲もファンクやジャズ、HIPHOPなど多彩な要素が混じり合っている印象を受けます。

↑Watch MV

アニメ「BEASTARS」「呪術廻戦」のテーマ曲として彼らの楽曲が採用されたことで、注目されるようになりました。ここまで個性の強いメンバーがラインナップ出来たのは、中心人物であるLEOが色々なルーツを持つメンバー達に一人一人声を掛けて集めていったからのようです。

フロントマンだったJUAが昨年脱退した例を見ても、それぞれの個性が強くルーツにばらつきがある程、音楽性をまとめていくのが難しい部分もあるでしょう。しかし、それを許容し抱合させる事で産まれるサウンドもあると思います。ALIには、そういった面でも期待したいバンドです。

1月に「LOVE, MUSIC AND DANCE」というストレートなタイトルの1st EPが発売されています。KOPERU, R-指定の4MC、 J-REXXX、なみちえや、DOS MONOSなどいま話題のHIPHOPやレゲエアーティストが参加している。濃度の濃いサウンドになっています。



今回はこの5組でしたが、THE FIRST TAKEに出演しているアーティストは、LisaやYOASOBI、優里などブレイクしたアーティストもたくさんいますよね。また気になるアーティストが増え次第、このシリーズやりたいですね。

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